プロローグ・みっつ、変な訪問販売員と会う

 この話は、今日のみっつの体験を忠実に再現したものである。

 寝坊して大学に昼からの殿様出勤で行ったみっつは、ゼミのために研究室に行ったのだった。
 だが、研究室に誰もいないので、知り合いのペンギン先生の研究室に行き、H田ゼミの3年と4年のゼミ長を交えて雑談をしたのだった。
 そして、時間を潰せたので、研究室でのゼミに行ったのだが、先生の都合で急遽、休講になってしまったのだった。しかたなく、パソコンで適当に遊んでいたら、自分のぺージの掲示板にラビット物語の番外編のリクエストを発見するのだった。
 その後、岐路に付いたみっつは書き込んだ[みっつを知る者]の正体と更新の仕方についてアレコレと考えをめぐらせていた。
 みっつが団地の辺りを歩いてる時に前の方からスーツを着た男が歩いてくるのが遠目で確認できた。それを見たみっつは、
 (怪しげな男だな~。辺りは団地だし妙な訪問販売の人かな?)
 と、思っていたら、その怪しげな人がこちらに手を振っているのである!
 少し近づいた時に、みっつはその男の正体に気付いた。
 そう、ラビである!
 みっつ 「よう!何してるんだ?」
 ラビ 「それよりさー。5講って、何時からだっけ?」
 みっつ 「5講?もう始まってるぞ~!」
 ラビ 「やっぱ、そうなんだな。じゃあ、ゼミに行ってくるよ~。じゃあな。」
 みっつ 「お、おう。じゃあな。」
 この程度のやり取りでラビは去って行った。
 みっつも用事があり、先を急ぐ身だったので、何事もなかったかのように歩きながらも内心は、
 (また、ネタができたっちゃ!)
 と、喜んでいたりするのであった・・・。


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